北新地の花屋『西尾花店』
『北新地の花屋 西尾花店』
当店は北新地で創業して、7年になります。
北新地は、言わずと知れた高級クラブや飲食店等が
軒を連ねる、大阪を代表する繁華街✨です。
私もここで働くまでは、『北新地』は近くを素通りするだけで、
ちゃんと来たことが無かったので、
一体どんな街か、全く知りませんでした。
そもそも北新地の歴史は、江戸時代にまで、遡ります。
元禄元年(1688年)『堂島新地』として誕生します。
当日、現在の新地本通り堂島上通りの間に曽根崎川が、
流れていて、堂島川との中洲が『堂島』と呼ばれる“砂州”でした。
貞享年間(1684〜1687)に、幕府の命を受けた川村端賢が、淀川本支流各所で改修工事をし、
その一部 堂島川や曾根崎川の工事により、新しく『堂島新地十一町』が出来、
元禄元年から町割が行われ、茶屋株が与えられ、『堂島新地』が誕生しました。
そして、元禄10年に『堂島の米市』が設置、
堂島新地は、堂島川対岸の中之島に多く存在した各藩や、
蔵屋敷の役人、米市の商人を相手に遊所として栄えました。
明治に入り、お茶屋の中心は
四ツ橋筋の西側→今の北新地へ移ります。
明治2年の『北の大火』後、
明治45年に曽根崎川が埋め立てられ、堂島新地と曽根崎新地がまとまり、
現在の形になります。
また昭和に入り、戦争でほとんど焼き尽くされましたが、
昭和30年後半から、高度成長期を経て、
北新地にはクラブやバーが増え始め、現在に至ります。
新地のお客様は、ご注文も、贈り物やお祝いに
お花をプレゼントされる方がホントに多いです✨
特にスタンド花(よく、店開店の時に、店の前などに置いてる花)や、
胡蝶蘭は、有り難いことによくご注文頂きます。
胡蝶蘭はとても“ 繊細 ” な花です!!
雨や物にちょっと当たっただけでも、
花に傷がつくことがあります。
なので、お届けする時は、最新の注意を払って、
新地内を歩きます!
まだ人が少なめな昼前〜夕方なら良いんですが、
夜6時以降になると、会社帰りの方が増えてきて、
『人を避けて当たらないように歩く』
これが、なかなか、難しい💧
汗びっしょりになり、店に着くと、
お客様が、『汗びっしょりかいて〜💕』
と労いの優しい言葉をかけて下さる事もあります。
また、実際驚いたのは、誕生日お祝いや開店お祝いに
お客様→お店の方 が通常だと思ってたら、
お店の方→別のお店の方 等
お店同士の横の付き合いもあるんだと初めて知りました。
北新地は本当にステキな方がいっぱい
いらっしゃるステキな “ 街 ” です❤️
